黒い天使 天使 ディヴァ*主人公 ドゥーインギ*ディヴァの大親友 マドモアゼル*ディヴァの恋人 アンサンブル1 アンサンブル3 悪魔 ディブォフリン*ディヴァの敵の悪魔 アンサンブル2 案内人 案内人*案内人 --はセリフ以外の指示です。 ( )はまだできていないけれども歌う予定の歌です。 -始まり- ディヴァ「どうしてそんなに信じてくれないの?」 ディブォフリン「人間、天使、そんなものが信じられる人がいるのか?」 ディヴァ「大体の人、天使はそうだよ!」 ディブォフリン「そうなのか。」 ディヴァ「その反応何!?」 ディブォフリン「本当の反応だよ。」 (信じてほしい) 案内人「こんな風に天使のディヴァと悪魔のディブォフリンはいつも意見の違いでケンカしていました。」 ディブォフリン「もう帰る!!?」 ディヴァ「知らない!!?」 -マドモアゼルが椅子に座った状態で後ろに登場- マドモアゼル「今日もケンカ、ご苦労さん。」 ディヴァ「できればほっといてくれるかな?」 -ゆっくりと歩きながらドゥーインギがやってくる。」 ドゥーインギ「そんなにケンカしてたら早死にするよ。」 ディヴァ「天使は死ぬとか生きるとかはないの、知っているよね!?」 ドゥーインギ「落ち着いて、今日はもう寝たら?」 ディヴァ「そうする。」 -後ろにベッドが出てくるからそこに眠る- -電気を消す、場面転換後につける- ディヴァ「少し早いけれどももう出社しよう。」 (今日こそは) -会社に場面転換- ディヴァ「おはようございます。…と言っても誰もいない。」 -周りを見渡す- ディヴァ「まあいいや。先に仕事しておこう。」 -パソコンを動かす- アンサンブル1「ドゥーインギがまだ来ていないぞ!」 案内人「ドゥーインギはいつも1番、2番に会社に来る存在だった。」 マドモアゼル「おはようございます。すいません、遅刻しました。」 アンサンブル1「これで何回目!??」 マドモアゼル「130回連続です。」 アンサンブル1「給与査定の紙は見た?」 マドモアゼル「はい。E評価でした。」 アンサンブル1「原因は遅刻だよ。とりあえずお茶でも入れてきてくれる?」 マドモアゼル「はい。」 -マドモアゼル場面から去る- アンサンブル1「…で、ドゥーインギはまだ来ないのか?」 ディヴァ「もしかすると…」 アンサンブル1「あれに…」 案内人「この頃天使が突然姿を消す事件が続出していた。」 アンサンブル1「中央管理所に確認に行ってきて!」 ディヴァ「はい!」 -しばらくステージを歩き回る- アンサンブル3「…あ、ディヴァさん。ちょうどあなたの会社に行こうとしていたところです。」 ディヴァ「その要件は?」 アンサンブル3「申し上げにくいんですが、ドゥーインギさんが天使探知機で発見できなくなったんです。」 ディヴァ「…-放心する-…最後の探知された場所を教えてもらえますか?」 アンサンブル3「…わかりました。では手続きを向こうでしてきてください。受付でこのカードを提出してください。」 -ディヴァはステージから出る- -少しの間パソコンを操作しておく- ディヴァ「この書類を提出してと言われたのですが?」 アンサンブル3「…許可が下りたようですね。ではここで少しお待ちください。」 -パソコンを操作する- アンサンブル3「こちらの手紙の中に全てが記されています。」 ディヴァ「ありがとうございます。」 -会社に場面転換する- ディヴァ「書類がもらえました。」 アンサンブル1「よかった。」 -書類を見る- アンサンブル1「それじゃコピーを渡すから」 ディヴァ「探してきてもいいですか!??」 アンサンブル1「いいよ、コピーを取った後なら。」 -アンサンブル1ステージから降りる- ディヴァ「あれ?なんだか嫌な予感がする…。気のせいかな!??」 -アンサンブル1出てくる- アンサンブル1「はい、これ。」 ディヴァ「ありがとうございます。」 -場面転換- ディヴァ「最後に探知された場所は…?…!電車で1時間もかかるの!??あれ?チケットがついてる、ラッキー!」 -場面転換- ディヴァ「ここだって書いてあるけれども。」 マドモアゼル「よくここまできたわね。」 ディヴァ「マドモアゼル?どうしてここに!」 マドモアゼル「中央管理所のお役人をうまく使ってここに連れてきたのよ。あなたが手続きしている間に偽の書類を作っていたの。本物は先に会社に届いていたわ。あなたにコピーだと言って渡したのは役人からもらった偽物よ。」 ディヴァ「!…!で、ドゥーインギはどこに!??」 マドモアゼル「持ってきて!」 -アンサンブル1がケースを持ってくる- ディヴァ「!これは!」 マドモアゼル「存在を消したら服だけになったの。」 ディヴァ「…!-怒りに震える-」 マドモアゼル「天使なのにお金に触ってしまったみたいね。」 ディヴァ「転んだときに触れてしまっただけだよ!」 マドモアゼル「それでも触れたことに変わりはないわ。あなたは罪人をフォローしようとした罪で永遠に牢屋送りにするわ。閉じ込めておいて!」 -アンサンブル1、3が閉じ込める- ディヴァ「そんな、そんな。」 (信じていたい) -アンサンブル2が急に現れる- アンサンブル2「私に触れて。」 ディヴァ「あなたは?」 アンサンブル2「あなたは天使ではなく悪魔になってしまった。私についてこなければならない。私についてくるためには私に触れなければならない。私は悪魔だ。君は天使だが悪魔の心が作られてしまった。」 ディヴァ「私はどうなるのだ?」 アンサンブル2「あなたはリーダーになるのです。さあ、私に触れて。」 -触れると場面が悪魔の国に変わる- アンサンブル2「あなたはここに乗ってコンピューターを通して永久に指示を出すのです。」 -ディヴァは台に乗る- -場面は一年後- 案内人「一年後に来てしまいました。」 ディヴォフリン「ディヴァ様、どうしますか。」 ディヴァ「-パソコンの画面に表示する-天使を悪魔の仲間にする。」 ディヴォフリン「わかりました。天使の心の奥には悪魔の心が眠っている。それを引き出せば良いのですね。あなたももともと天使ですから、同じようにすればいいんですね。」 ディヴァ「-パソコンの画面に表示する-そうだ。どちらも。」 -ディヴァのみパソコンの後ろに残る、その人以外はステージから降りる- ディヴァ「私は裏切られた天使。いいえ、悪魔だ。いいものしか残さないのならみんな悪魔になってしまう。」 (信じられない) ディヴァ「天使と悪魔は同じ存在だ。」 案内人「毎日悪魔の国で恐ろしく、美しい歌が聞こえるようになったのはこの日からだった。天使は悪魔、そしてディヴァをうるさいと批判した。しかしある日それは突然なくなった。天使がいなくなったからだ。」 -終わり-