盗難、そしてさようなら


第1章 いよいよ大きな依頼
9月30日 21時ごろ ????の豪邸
???? 「ワーーーー!だ、だ、誰か、救急車と、・・・警察を!」
10月01日 10時ごろ ????????????
????? 「It's show time!見ていてね、シロクロ、太郎、そして???!」
同じくらいの時刻 シロクロ探偵事務所
太郎 「今日からだいぶ大変な日々がしばらく続きます。」
シロクロ 「どうして?」
太郎 「モッツァレラちゃんが旅行に行っているんですよ。」
シロクロ 「それはそれは。・・・泊まる?」
太郎 「ぜひお願いします。」
シロクロ 「それじゃ決定。仕事の続きお願いね。」
『コトン』
太郎 「依頼のはがきがたくさんですね。」
シロクロ 「前の2倍程度だよ。」
太郎 「この封筒豪華だな。差出人はMr.Bossa?読めないや?これは誰ですか?」
シロクロ 「昔からの友人だよ。」
『バタン』
???? 「た、助けてくれーーーー!」
青ざめてものすごく焦っていそうないかにもお金持ちそうなおじさん犬がそこにいた。
太郎 「落ち着いてください。まずは座って。お茶を入れてきます。」
少しして
太郎 「お茶ができました。アレルギーなどはないですよね。」
???? 「はい。」
太郎 「ではこちらのケーキもどうぞ。」
シロクロ 「で、まずは名前を教えてください。」
???? 「ファーストロイヤルアレグレットと申します。Mr.ロイヤルと呼んでもらえると嬉しいです。」
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不動産業者社長
ファースト=ロイヤル=アレグレット
犬 オス
090-XXX-XXXX
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太郎 「アレグレットさんじゃなかったえっと・・・」
シロクロ 「Mr.ロイヤル、何があってそんなに青ざめた顔をしていたのですか?」
ロイヤル 「はい。実は昨夜こんなことがあったのです・・・
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『ギャーーーーーーーーーー!』
ロイヤル 「どうしたんだ。」
使用人 「大金庫の方から聞こえました。」
ロイヤル 「大金庫?」
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・・・それで金庫の方に行ったら警備員が倒れていたんです。そして・・・
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ロイヤル 「ワーーーー!だ、だ、誰か、救急車と、・・・警察を!」
使用人 「たいへんです!ロイヤル様!ダイヤが盗まれています!」
ロイヤル 「・・・ほんとだ・・・・・・ワーーーーーー・・・」
使用人 「ロイヤル様ーーー!」
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・・・驚いて私気絶してしまったんです。大切なダイヤだったので。」
太郎 「倒れていた警備員は・・・。」
ロイヤル 「すでに・・・旅立っていました・・・。ガスマスクまでつけさせていたのに・・・。」
シロクロ 「(ガスマスクでも守れない有毒ガス?)とても気の毒な話です。すぐに調査に参ります。」
ロイヤル 「ありがとうございます。では迎えを呼びます。」
第2章 大豪邸
10分後
『ブーン』
ロイヤル 「来ました。では外へ。」
外に出て
太郎 「・・・、・・・、・・・、・・・!!!!!!!!!!」
シロクロ 「!(落ち着いて)リムジンですか!」
ロイヤル 「人を迎えに来てもらうときは必ずこれです。黒は嫌いな色でしたか?赤もあります。」
太郎 「に、に、に、二台もあるんですか!?」
ロイヤル 「黒色、赤色、黄色、緑色、青色、白色を常備しています。さあ早く車内へ。」
太郎 「(放心)」
シロクロ 「6台も常備しているんですね!9870万円以上はかかりますよね!?」
ロイヤル 「あたりまえだよ。さあ中へ。」
太郎 「うわーーー!中もとても豪華!」
シロクロ 「考える人ですか。」
ロイヤル 「ロダンが使った型を使っているんですよ。車ごとに作品を変えています。」
太郎 「(放心)」
11時ごろ ロイヤルの豪邸
太郎 「(気絶)」
シロクロ 「気を確かに。」
太郎 「うわーーー!とーーーーーーても豪華!」
シロクロ 「しかもこんな一等地にこんなに大きな土地を。」
ロイヤル 「さあ中へ。」
5分後 応接室
太郎 「応接室に来るまでにこんなに時間がかかるんですね。」
ロイヤル 「はあ。・・・今度工事をします。」
シロクロ 「応接室でもいいのですができれば金庫を見せてもらえますか?」
ロイヤル 「はい。こちらです。」
第3章 証拠発見
さらに10分後 中央金庫
太郎 「入口から金庫まで15分もかかるのですね。」
シロクロ 「この散らかっているガラス片は何ですか?」
ロイヤル 「イミテーションです。本物が見つけづらいようにと。」
『ピ、ピ、ピ、・・・』
太郎 「ちょっと隙間を調べさせてください。」
ロイヤル 「ご自由に。」
太郎 「・・・!スピーカ!これは細かく周波数を設定できるものです。」
シロクロ 「・・・!そういうことか!」
太郎 「そうです。ガラスが割れる周波数に合わせてならせば・・・」
ロイヤル 「こんなもの設置した覚えはないぞ!」
太郎 「そうでしょうね。何しろ犯人が設置したものですから。」
ロイヤル 「そういえばこの前に金庫の点検に来た人のにおいが普段とわずかに違ったような・・・。」
使用人 「警備員はここで心臓の動きがおかしくなって死んだそうです。」
『ピ、ピ、ピ、・・・』
太郎 「それならおそらく使った毒ガスはフッ化水素です。一度探偵事務所へ戻りましょう。」
第4章 さようなら
12時15分 シロクロ探偵事務所
シロクロ 「・・・なんですか?このいかにもなコンピューターは。」
太郎 「事件現場を再現することができます。」
『再現を開始します』
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9月29日 ロイヤルの豪邸
調査員 「君は誰だ!」
犯人 「君にはここで消えてもらう。」
調査員 「ギャーーーー・・・」
犯人 「定期調査です。」
ロイヤル 「どうぞ。香水変えましたか?」
犯人 「はい。」
中央金庫
犯人 「これを設置して。」
9月30日 中央金庫 事件の少し前
『ビーーーーーー!』
『バリバリバリン!』
警備員 「?何事だ?・・・ギャーーーーーーーーーー!」
居間
ロイヤル 「どうしたんだ。」
使用人 「大金庫の方から聞こえました。」
ロイヤル 「大金庫?」
中央金庫へ行くと人が倒れていた
ロイヤル 「ワーーーー!だ、だ、誰か、救急車と、・・・警察を!」
使用人 「たいへんです!ロイヤル様!ダイヤが盗まれています!」
ロイヤル 「・・・ほんとだ・・・・・・ワーーーーーー・・・」
使用人 「ロイヤル様ーーー!」
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『再現が終了しました。再現率90%以上』
太郎 「・・・Mr.Bossa・・・。読み方を調べました。ボサさんというようですね。手紙を見せてください。」
シロクロ 「・・・・・・・・・。わかった。これだ。」
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Dear Sirokuro.
 これからショーを始める。ぜひ見に来てくれ。
With love, Mr.Bossa.
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太郎 「・・・ショーというのはこの盗難事件の事ですね。」
????? 「It's right, Sirokuro, and Taro.よくここまで推理したな。あと三日かかると思ったのだが。」
太郎 「だれだ、き・・・」
シロクロ 「ボサ、・・・なぜここにいる!」
Bossa 「そのコンピューターは予定外だった・・・きみ、太郎も。」
太郎 「・・・君はドライアイスなのか?液体窒素なのか?」
Bossa 「No.私は宇宙の絶対零度。」
シロクロ 「When did you come here!」
Bossa 「君の下手な英語とはお別れだ。」
『ドキューン!』
シロクロ 「ウ!・・・・・・」
太郎 「シロクロ先生!」
Bossa 「次はき・・・」
『バン!』
Bossa 「これは睡眠銃・・・」
モッツァレラ 「間に合ったようね。」
太郎 「助けて!シロクロが!」
モッツァレラ 「・・・。救急車を呼んだわ!警察もこの銃を撃ったら自動的に来るようになっているの。」
警察 「モッツァレラは銃の取り扱い訓練を受けていたのです。」
救急隊 「けが人はこの犬ですか!?」
太郎 「はい!」
警察 「・・・失血死しています・・・。」
太郎 「そんな、そんな、そんな、なんで、・・・」
モッツァレラ 「・・・紙が落ちているわ。」
警察 「・・・これは!Bossaの組織の全貌が記されている!」
太郎 「最後のシロクロ先生が遺してくれた計画、必ず実行する!」
第5章 新たな物語
10月2日 5時ごろ Mr.Bossaのアジト
敵たち 「こんなに簡単につかまってしまうとは・・・。」
????? 「ふ、くだらない部下を持ったものだ。Bossaももう地獄へ送ってきた。」
警察 「なんだって!?・・・本当だ。連絡が来ている・・・。」
太郎 「Who are you!」
????? 「I'm Bassa.君は発音がいいね。確かシロクロの手下・・・」
太郎 「違う!もう僕は探偵だ!」
Bassa 「ほお、では私は君の一生の敵になりそうだな。」
太郎 「捕まえてください!」
Bassa 「無駄だよ。」
太郎 「消えた!本当に彼はぼくの一生の敵になりそうだ。」
同じころ 天の国
シロクロ 「あいつもお相子か。」
??? 「そうでもないようだ。」
シロクロ 「・・・パギー先生!」
パギー 「あの二人の新たな戦いが始まる気がする。よく見てみ。」
シロクロ 「・・・!Bassa・・・孤児を持っているとは聞いたが・・・。」
パギー 「新たな物語は常に続いていく。」
 こうして太郎は初めて一人前の探偵になった。ここまでのお話は序章。本当の物語はここからだ!
ぜひ読んでください!
序章 探偵への道 終わり
次の章は
1章 駆け出し
です。


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