事件に尾かれる


第1章 新たな出会い
テレビ 「速報です!ただいま某探偵事務所にて殺人事件が発生しました!繰り返します。…」
12月1日 9時ごろ 成田国際空港
アナウンス 「『ピーンポーンパーンポーン』動物国際航空5707便、13時発、ロンドン、ヒースロー国際空港行きの便はただいま
搭乗手続きを行っております。」
スタッフ 「では、時間に余裕をもって出発口へ向かってください。」
モッツァレラ 「はい。」
太郎 「さあ、もう行こう。」
僕の名前は太郎。一応探偵をしているんだけれども、今は仕事をする気にはなれない。ひょんなことから心が傷ついてしまったからだ。
だから心をいやすために旅行に行くんだ。
太郎 「モッツァレラちゃんが何回も旅行に行ったことがあるなんて初めて知ったよ。」
モッツァレラ 「そう。だからツアーは使わなかったの。」
この人は僕のこ・・・じゃなかった、今は妻だ。昔ある事が理由で出会った。(今は話している暇がない。)しばらく顔を
合わせていなかったけれども、ある事件で再び会うことができた。
モッツァレラ 「保安検査場はあっちよ。」
12時50分ごろ 機内 エコノミークラス
客室乗務員 「まもなく飛行機ドアが閉まります。」
?? 「機内モードに変更し忘れていますよ。」
クイズを解いていていて変更を忘れていた僕に声をかけてくれた。
太郎 「あ!忘れてた!・・・・・・ありがとうございます。」
?? 「私こういうものと申します。あなたは探偵をしているそうで。」
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音楽 低夫 (おとらく ていふ)
犬 オス
警部 動物警察署所属
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モッツァレラ 「警部をしているそうで。」
太郎 「・・・どうして探偵だと分かったのですか?」
低夫 「・・・そのスマートフォンの画面ですよ。」
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探偵専用、探偵による、探偵のための問題
問題を選んで下さい。
・探偵問題 初級
・探偵問題 中級
・探偵問題 上級
・探偵問題 難問
・有名探偵事務所 入所試験問題(参加チケットが必要です)
・問題対決(通信環境が必要です。)
氏   名 太郎
所属事務所 シロクロ私立探偵事務所(現在は封鎖中)
職   業 探偵
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モッツァレラ 「・・・誰が見ても探偵だとわかるわね。警部と探偵だなんて結構似合いそうね。」
低夫 「お気の毒ですね、先輩が目の前で殺されてしまって・・・。」
太郎 「・・・そのことには触れないで下さい。その心の傷をいやすためにウエスト・エンドでミュージカルを見ようと思っているので。」
低夫 「すいません。・・・!ミュージカルをみにいくんですか!?奇遇ですね。私もそこへ行こうと思っていたので。見る演目の題名は
”I Am Going To Your Place”、子供向けに作られているので聞き取りやすいのです。しかも子供向けとは思えないほど良いストーリー
なので英語が苦手な人のファンも多い演目です。」
モッツァレラ 「!私たちもそれを見ます!」
低夫 「もしかしたら劇場で会えるかもしれませんね。ところで・・・機内モードにしましたか?そのアプリはずっと通信する
アプリですよ。」
太郎 「あ!わすれてた!・・・よし、できた。」
客室乗務員 「皆様、ただいま飛行機ドアが閉まりました。・・・業務連絡です。客室乗務員はドアモードをオートマチックポジションに
変更の上相互確認を行ってください。」
低夫 「危なかったですね。飛行機ではドアが閉じた時点で電波を発する状態にある電子機器の使用が禁止されます。なので
見つかったら・・・」
太郎 「よく知っていますね。」
ロンドン現地時刻 12月2日 18時ごろ ヒースロー国際空港
太郎 「ねむい〜・・・今は日本では何時?」
モッツァレラ 「あしたの3時よ。飛行機であんなに爆睡していたのにまだ眠いなんて・・・でもそういうところも私は好きよ。」
太郎 「ありがとう。・・・眠くないの?」
モッツァレラ 「ええ。時差には慣れているの。これでも独身時代には何回も海外旅行に行っているからね。一人旅が趣味なの。」
太郎 「そうなんだ・・・。眠いから早く宿に行こ。」
モッツァレラ 「私が予約しておいたわ。劇場の近くよ。」
現地時刻 12月2日 20時ごろ(日本時刻 3日 5時) 宿
太郎 「・・・ほとんど寝れていない・・・。劇はいつ?」
モッツァレラ 「えっと・・・あさってよ。」
太郎 「それなら体を整える時間があるや。さすが旅慣れしているからそういうのも考えているんだね・・・。」
現地時刻 12月4日 10時前(日本時刻 4日 19時) 劇場
Cast
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Julie	    :Primrose=Wood
Joseph	    :Gregg=Wright
Christian   :Patrick=Murphy
Tetsuo	    :Masaru=Hayashi
Professeur   :Violet=Williams
Carole	    :Belinda=Taylor
Cecile	    :Skylar=Robinson
Romane	    :Iris=Davis
Guy	    :Ryan=Clarke
Jeremy	    :Gerard=Evans
Male ensemble :Oscar=Sherwood
	    :Matthew=Harvey
	    :Connor=Clifford
	    :Theo=Austin
	    :Galeron=Franklin
Female ensemble:Beatrix=Ingram
	    :Trinity=Lockhart
	    :Valentina=Roberts
	    :Lauren=Flanagan
	    :Noelle=Hammond
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太郎 「キャストがここに書いてあるよ。あと、パンフレットに書いてあったけれども今回の作品は子供向きだから小さい子でもわかる
英語しかアナウンスでも使わないみたいだよ。」
アナウンス 「Thank you for come here.We will use easy words for kids and visiters.」
モッツァレラ 「そうみたいね。・・・早く席へ行きましょう。」
第2章 劇場内にて
太郎 「この列の真ん中あたりだよ。{入ろうとしたとき通路側に座っていた人の足を踏んでしまう。}おっと。Sorry.」
?? 「いたっ。I don't heed less.Are you a Japanese?」
太郎 「Yes.You too?」
?? 「Yes.Did you see me?What your name?」
太郎 「I'm Taro.I'm detective in Japan.What your name too?」
?? 「・・・もう英語を話さなくてもよさそうだね。あまり英語は得意ではないんだ。私はあなたと飛行機の中で会いました。確か
動物国際航空5707便、13時発、ロンドン、ヒースロー国際空港行きの便だったかな?」
太郎 「(いや、十分に上手だと思うよ。少なくともこの劇場の今日のアナウンスよりは確実に上手だと思うよ。)」
モッツァレラ 「!低夫よ!」
低夫 「正解。そういえば君の名前を聞いていなかったね。」
モッツァレラ 「モッツァレラよ。」
太郎 「真ん中の方の席をとっているんです。」
低夫 「楽しめたらいいね。」
太郎 「ありがとう。」
真ん中あたりに座って
太郎 「開演まで少し時間があるね。」
?? 「そうみたいですね。」
モッツァレラ 「あの・・・どちらからいらしたのですか?Where are you from??从?里来??? ?? ??????」
太郎 「・・・それだけ何か国語で言えるの?」
モッツァレラ 「えっと・・・日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、
ポルトガル語、ロシア語、アラビア語、ヒンディー語くらいかな。今度時間のある時に披露するね。」
太郎 「ありがとう。」
?? 「ちなみに私は日本人の毎句です。」
太郎 「Mike?日本人?」
毎句 「何しろ父がアメリカ好きだったもので。私はイギリスのほうが好きなんですけれども・・・。漢字はちゃんとあります。」
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毎句 (まいく)
犬 オス
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太郎 「・・・大変ですね。イギリスは何回目ですか?」
毎句 「初めてです。」
太郎 「それならこの劇も初めてですね。」
毎句 「はい。」
モッツァレラ 「そろそろ始まるわよ。」
太郎 「そうだね。」
第3章 逃げられない
12時15分ごろ 劇のラスト
女優 「I go there, by plane.」
その後 劇場の外で
毎句 「本当に女優の声ってすごいですよね。特に最後のI go there, by ship.」
モッツァレラ 「I go there, by plane.ですよ。たしかその女優の名前はPrimrose=Wood、プリムローズウッド、役の名前はJulie、
ジュリーだったよね。」
太郎 「そうだよ。」
毎句 「それじゃあ私はもう宿に戻ります。」
モッツァレラ 「私たちはもう少しロビーで楽しみましょ。」
12時30分ごろ
モッツァレラ 「お土産も買えて満足よ。」
???????? ”Aiiieee!”
Taro “What’s the matter!?”
Primrose “{早すぎて聞き取れない。}”
Mozzarella “We're Japanese.Please say it slowly.”
Primrose “I lost my important decoration!If I don't have it, I can't do drama!”
Mozzarella “It's so bad.He is detective of Japan.He may help you.”
Primrose “I need any one.Can you help me!?”
Taro “Maybe.”
Primrose “Please help me!”
Taro “Ok.”
モッツァレラ 「旅行に来ても事件に巻き込まれるなんて。」
太郎 「逃げられない。それなら対抗する!」
モッツァレラ 「そういうところも好き。」
Taro “So, can you speak Japanese?”
Primrose “No. But Masaru can speak it. ?Oh, the police is here.”
Police “We’re here.We have an information.So, we arrest Masaru=Hayashi.”
Primrose “Why?”
Police “He doesn’t have his alibi.”
モッツァレラ 「あの様子から見て、彼は絶対盗んでいないと思うわ。」
太郎 「同感だよ。・・・林勝さん、あなたは盗んでいない、そう信じていいですよね?」
勝 「・・・はい。」
第3章 取り調べスタート!
モッツァレラ 「かわいそうね、あの人。」
低夫 「そうですね。今回のキャストの中で一人イギリス人ではない人だったらしい。」
太郎 「とりあえず取り調べをさせてください。確か警部ですよね。」
低夫 「はい。ですが英語は好きではないので交渉は自分でしてください。」
犯行現場
Taro “Excuse me?I want to watch to here.”
Police “Uh, is it ok?”
Primrose “Why don’t you come here, Taro?”
Taro “Ok. ?What's that?”
Police “...?...!!A bomb!?”
All “Really!?”
Police “Really.”
Taro “I need to watch that!...It says ‘I Put a bomb.The decoRatIon is in a boMb.The bomb is Really strOng.It iS going to
 Explosion at December 7, 20 o’clock.I will send other letters.’...How do you disposal it!?”
Mozzarella “...Can you make the decoration again?”
????? “No.We don’t know how make it.”
Primrose “Gregg, I couldn’t see you.”
Gregg “Sorry.”
Mozzarella “So, we need to help it.”
Gregg “Yes.If we need to open the box, we need to input accuracy number.Maybe.”
Primrose “Do you know the numbers?”
Taro “Why did you think it?”
Primrose “So sorry.”
Mozzarella “Let’s go to other places.”
Primrose and Gregg “Sorry we can’t.”
Taro “Ok.”
13時頃 近くのカフェ
店員 「{片言な日本語で}カウンター、は、空いてる、でも、机、は、ない、空いてる。」
太郎 「I see.Thank you.」
モッツァレラ 「絶対に飾りを取り出さなきゃいけないのね。」
太郎 「そうだね。」
?? 「また会いましたね。太郎さん、モッツァレラさん。」
太郎 「低夫さん!」
低夫 「さっきの劇のサウンドトラックがあるので一緒に聞きますか?」
太郎 「いい気分転換になります。」
そして曲はいよいよラストとなった。
Julie “I go there, by ship.”
モッツァレラ 「あれ?船になってる。」
低夫 「昔はそうだったんです。」
太郎 「・・・先に失礼します。」
カフェの前のバス停
太郎 「路線図が全然違う!」
?? 「どこへ行くのですか?」
モッツァレラ 「○○駅前です。」
毎句 「So you need to catch the 15 bus or 18 bus.」
太郎 「英語が上手ですね。・・・明日劇場に来てください。予備の翻訳としていてほしいのです。」
毎句 「はい。」
バスの中
手紙を押し付けられた。
Taro “It says ‘What time is it now?If you need stop the bomb, you need catch me.(Do not use your hand power.)Have a good
 day!’.I don’t like it!”
モッツァレラ 「落ち着いて。」
第4章 解除
12月3日 10時頃 爆弾の近く
Taro “I think ‘If Mike not come here,...’.”
Mike “I don’t like falsity.”
Mozzarella “So good!”
Primrose “Who does put the bomb?”
Taro “I will explain it.I knew the bomberman.”
Gregg “Who?”
Taro “It’s…you!”
Mike “Me!?Why!?If it’s not right, I’ll suit you!”
Taro “…You said ‘It’s my first time visit to London.’.And you sang ‘I go there, by ship.’ when you before watched
 the drama.”
Gregg “‘I go there, by ship.’?It’s old ‘I Am Going To Your Place’.”
Taro “And I asked ‘The line map is different than Japanese.What bus do I get!?’”
Gregg “I know!I went to Japan some years ago.It was difficult for me.”
Taro “Yes.But he said answers too fast.It’s so wobder.If you had gone London, it’s going to be right.”
Gregg “...!I saw you when I was practising for it five years ago!...You was very popular, but you left here.Why?”
Mike “I was loving you, Primrose.But I couldn't say it.Why?You had important man.”
Taro “So can you teach how stop the bomb?”
Mike “...Please think.”
Taro “...Enter ‘PRIMROSE’ for the bomb.”
All “Uh?”
Taro “Quick!”
Gregg “I enter it!P?R?I?M?R?O?S?E?”
Bomb “{機械の不自然な音声で}It is not going to explosion.This is dead.”
太郎 「フー。止まった。なぜ勝さんに疑いを向けたのですか?」
毎句 「…彼が大事な人だったからです。しかし彼は彼女を捨てた。」
プリムローズ 「いいえ。彼は私に変な虫が付かないように隠していただけよ。」
モッツァレラ 「ウッドさん!日本語を話せるんですか!?」
プリムローズ 「ええ。私は英語を話す両親と日本語を話す遠い親戚のどちらにも育てられていたの。あなた劇がお好きでしょ。確か
…6年前有名な劇団が海外作品の日本語訳バージョンを日本でしていなかった?そこで『そう私は、飛行機で。』って歌っていなかった?」
モッツァレラ 「…!どこかで見たことがあるストーリーだと思ったら…『私はあなたのところへ』だったのね!」
プリムローズ 「私はそれで主役をしていたのよ。」
Gregg “Did you like it?”
Mozzarella “Yes.But English version is good too.”
プリムローズ 「話がそれたけれど…あなたがそこまで私を思っていたなんて…本当にごめんなさい。」
毎句 「…{ゆっくりと姿が消えていく。}」
太郎 「彼はもう姿を表さないだろう。」
モッツァレラ 「(あなたはずっとそばにいてね。)」
こうして事件は幕を閉じた。
モッツァレラ 「けれども何で解除キーがPRIMROSEだったの?」
太郎 「はじめの文章にはいくつか不自然な大文字があった。それを繋いだらそうなった。…探偵事務所を…」
モッツァレラ 「あなたの好きにして。私はどこまでもついていくから。」
太郎 「ありがとう。」
おしまい


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